いんちき釣師の奮戦記番外編・北海道 道の駅スタンプラリーの旅
感動のフィナーレ・道南編
【11月15〜16日】10箇所スタンプ!
【第1日目-札幌-瀬棚-大成-元和台-厚沢部-江差-上ノ国-福島-知内-函館泊
【第2日目-函館-恵山-椴法華-砂原-森-長万部-豊浦-中山峠-道路情報館-札幌】
 いよいよ感動のフィナーレを迎える「2003年道の駅スタンピングの旅」最終コースは道南。当初、完遂には冬まで掛かると予想をしていたので雪の少ない道南を残していた。雪が降った後に道東や道北はきついでしょ?もちろんコレまでの経験と反省を生かして計画を練っている。朝の4時に札幌を出発。タイヤは13日に冬タイヤに換装済み。最初の駅「てっくいランド大成」着には時間が早かったのでちょっと釣り。時間を調整して大成へ。

 【てっくい大成】は海水浴の人のためにあるんだね。シーズンオフで係りの人さえ居なかった。寂しい感じ。「道プレ」を買いたいんだけど・・・誰もいない。おーい!って誰も出てこない。目の前には「道プレ」が・・・ちょっと触ってみる。いかんいかん!ダメダメ!と、そこへ係りの人が帰ってきた。良かった。普通に100円を払って購入。観光案内までしてくれなんて贅沢は言わないからせめて居て。お願い。左の画像は「てっくい」ヒラメのこと。コレは“いんちき釣師”が初山別で釣ったものを参考資料。おそろいい顔と鋭い歯を持つ。「てっくい」てなイメージではないが・・・

 【ルート229元和台】ではお土産に「スルメ」を購入。辛抱しきれない“ももすけ”が車の中で開封!とたんに車内にスルメ臭が漂う勢い。売店のおばちゃんは気さくで元気のいい人だった。どこかのホームページで「係りのおばちゃんにネットでもお土産を買えるか?と聞いたら、“買えない”との回答だったが、家で見ると買えた」と書いてあった。人を見て聞いたほうがいいな。おばちゃんはネットって「網」のコトだと思ったはず。 スルメをべながら車を走らせる。喉が渇くね。とってもおいしい。

 検問をやっているとの情報があった【あっさぶ】へ。スタンダードな道の駅。木のいい香がした。外の産直市では「やまごぼう」が売っている。へー漬物になる前の「やまごぼう」を初めて見た。手にとって見ているとおばちゃんが来て「こうやって作るんだよ」と料理方法をアドバイスしてくれた。親切な係りの人だな。って思ってたら、そのまま旦那さんと思われる人と車に乗って行ってしまった。どうやら通りすがりの人だったらしい(笑) 親切な人だ。

 戻って【江差】 これってなに?キオスクくらいの大きさの建物。一回通り過ぎちゃったよ。狭い道の駅ベスト3に入るな。ここは【繁次郎】が売りらしい・・・ちょっと弱いかなぁ。あんまり笑えないし。一休さんの「“橋”を渡ったんです。“端”は通りませんでした」的な頓知話。子供の頃こんなことを言うと「屁理屈言うな!」って怒られるし、親は怒るべき。

 【上ノ国もんじゅ】でお昼を頂いた。安くて・美味しくて・ボリューム満点!食堂からの景色も言うこと無し!「もんじゅ」は近くの「文殊岩」から付けた名前で、原子の力で発電したりする施設のコトではありません。ちなみに福井の友人に聞いた話。福井の海岸線には「原子力発電所」がある。ある時、夏の海水浴のパンフレットを作った県の観光協会がパンフレットの写真に写り込んだその「原発」を修正して消してしまったそうだ。当然大問題。住んでいる人達にとってはナーバスな問題だよな。いやいや北海道もあるじゃん!そんなヒトゴトみたいに!
その原発の続き・・・安全をPRするために職員が原発の排水をコップですくって飲んで見せたんだって(笑) 其れはそれで問題になったとか・・・

 海岸線を右手に見ながら【横綱の里ふくしま】へ。途中、松前城なんかをチラッと見た。福島の道の駅もなんだかなぁ・・・「横綱記念館」500円払って入んなかったら、何にも無いじゃん。あとはプレハブみたいな産直市だけ。いやいや千代の富士のファンだよ。引退してから大相撲は面白くなくなったと思うし。でもさぁ、ちょっとは紹介しようよ無料で。さわりだけでもこっちの産直の方に展示して「詳細はこちらに」位にして欲しい。

 【しりうち】はいわずと知れた「北島三郎」一色。全部サブちゃん。スタンプまで!かかっていたBGMも当然サブちゃん。北島三郎レベルになるとコレに「NO!」っていう人は居ないんだろね。松山千春だと一部反対も出そうだ(笑) じゃあ、そのうち真狩にも道の駅が出来て「細川たかし」で引っ張るんだろうか・・・小学校時代に教育実習で来た先生で、体育館の壇上で挨拶をして「ほそかわたかしです。本名です」と名乗っただけで人気者になった人が居たな。「ほそかわたかし」だたらこそ笑えたんだろう。

 その後函館でお墓参りをして再びちょっと釣り。港の周りや、お墓参りに行ったお寺の近くには外人墓地とか“すてき”スポットが沢山あるらしい。どんなに“すてき”かは行ってないので分からないけど、“いんちき釣師”にとって函館港も充分“すてき”ポイント。時間不足、リサーチ不足、場所の不案内で釣果はダメだったけど、満足。函館港に竿を入れれたんだから!今日は湯の川で一泊。お宿はココ。野口観光チェーンはどこに泊まってもおんなじ作りだね。お湯はどうだったかなぁ・・・お食事は良かったし、部屋も綺麗だった。実は身体が不調気味。お酒は控え目にして就寝。電気を消してから目の前に函館空港があるのに気づいた。“ももすけ”に言うと「知らなかったの?」と言われた。2人とも飲むので函館山に夜景を見に行くなんて企画はまず通らない(笑)

 翌日は天気が悪いとTVでは言っていたけど、割といい天気。
 函館の街に別れを告げ【なとわ・えさん】へ。ココにも水槽があり、可愛そうな魚が入れられている。ソイやヒラメ、カレイ・・・海水浴シーズンは賑わうそうだが、11月にはほとんど誰も居ない。昆布の石鹸をお土産に購入。この後のルートは景色が綺麗だからと海沿いを行くことにした。ナビ役“ももすけ”も地図を見ながら賛成する。「海沿いをずっと行けば次に着く」らしい。狭い道路をしばらく走る。景色は綺麗。ん?あそこからどうなってるんだ?げっ!道無いじゃん!よーく地図を見ると確かに切れている。来た道を引き返し元のルートへ戻る。ま、こんなこともあるわな。

 椴法華と言えば釣りでしょ!と言うことでちょっと釣り。“ももすけ”は車でお昼寝。その期待値とは裏腹に竿はピクリともしない。準備もあまりしていないし、時間も釣れる時間ではないので、仕方ないね。早々に終了。

 【つど〜る・プラザ・さわら】はスタンダード道の駅。これぞ道の駅!って感じ。“ももすけ”が販売していたケーキを買って食べたけど「むかしケーキ」だった(笑) 昔のケーキって生クリームじゃなくてバタークリームだったでしょ?硬いの。それ。“ももすけ”は「これが好き」と大変お気に入り。バーべキューが出来る施設もあり、やっぱり夏向き。

 【YOU・遊・もり】そしていよいよ最後。特に祝ってくれる人も無く、じみーにフィナーレを迎えた。丁度お昼でもあったので、自分へのご褒美に「いか飯」を食べた。なんかボロっちーお店だったのであまり期待はしていなかったけど、びっくりするほどおいしい「いか飯」!食べた瞬間“ももすけ”と同時に顔を見合わせた(笑)

 長万部を通過する時に「カニ飯」をどうするかで迷った。天気はあまり良くなく、小雨もぱらついている。昼ごはんも食べたし。でもせっかく来たんだし一口でいいから食べたい。沿道には「カニ飯」の文字の看板が踊る。どれにしようか・・・迷っているうちに「カニ飯看板地域」が終わってしまった(泣) かといって引き返したりしないのが“いんちき釣師”の性分。ここでも矢張りリサーチ不足。どこか一店決めていれば食べれたのにさ。その後、近くの西友で“ももすけ”が駅弁特集の時に「カニ飯」を買って置いてくれたけど、なんか納得いかない。次回はどんなことをしても食べてやる!
 ところで函館と言えば土方歳三でしょ?“いんちき釣師”は釣りと同じくらい「司馬遼太郎」が大好き。『燃えよ剣』は何回読み返したか分からない。NHKの大河ドラマ『新撰組!』に苦笑いを禁じえない。にも関わらずどこの旧跡も訪ねなかった(泣) 時間がないと言うのも有るけど・・・コレも心残り。次回は心の隙間を埋めるために「土方歳三」「カニ飯」「釣り」を補完していきたい。
 帰り道、【道路情報館】によって「制覇賞」の賞状を貰おうと思ったけど、現在、在庫が無いとのコトで後から郵送してもらうことにした。ところが数日して“ももすけ”のトコロには到着した賞状が“いんちき釣師”には着かない。メールで問い合わせるも「既に発送した」との回答。おかしいなぁ。再度メールで泣く泣く事情を説明し、送ってもらった。

 全体としての感想は「うまいこと考えた」と思う。上手に地元をアピールできている道の駅もたくさんあった。同じ北海道に住んでいて、知らないことって結構ある。そういうのを知るってことは楽しいことだ。来年も是非、完全制覇を目指して頑張りたい。ちょっとリサーチ不足で反省する点も多かった。観光なんかも織り交ぜてもっと北海道を知りたいと思う。

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